今回はトライクの修理です。加速が鈍く上り坂で止まってしまいそうになるくらい進まない症状です
早速バラしていきます。スクーターベースなのでシートからステップ、カウル類をはずさないとエンジンまわりの整備ができません。
整備できるようにするまでこれだけの部品をはずさなければなりません。
まず、のぞいてみるとエアクリーナーのパイプが切れていました。クリーナーからスロットルにエアを送り込むパイプです。
次に今回の加速不良を起こしている一番の原因であろう部品をばらしてみたいと思います。下の写真の丸で囲んだ部分がスロットルボディの上部です。この中にダイヤフラムが入っています。
キャップをとりはずすとダイヤフラムが見えます。黒いゴムの部品です。
引き抜いてチェックすると数箇所切れていました。やはりこの部品が原因だったようです。
幸いダイヤフラム単体で部品供給があったので部品代はおさえられました。新品はしっとりつやつやです
さっそく組み込みます
エアクリのパイプは社外品でパイプのみの部品供給がないので今回は代替品がみつかるまで応急処置で取り付けました。スロットルの組み込みが終わればあとははずしたパーツを取り付けて完成です。
試乗したところレスポンス、加速がよくなりました。たったあれだけの部品の小さな亀裂で不調の原因になってしまうんですね。これからがツーリングの最高の季節になります。ぜひご覧のみなさんも一度トライクに試乗してみてください。お待ちしています。