今回は新型車にはほとんど搭載されている先進安全機能「セーフティ・サポート」の話です。アクセルとブレーキの踏み間違いや、よそ見による追突、車線逸脱などを車が察知して危険回避を促す機能等が先進安全機能です。
また、オートハイビームや先行車発進お知らせなどもしてくれる優れものです。これらを可能にしているのが車に無数のカメラやセンサーを付けて危険をを感知しているシステムです。
センサーやカメラがきちんと役割を果たさないと誤作動を起こしたり警告灯の点灯につながります。具体的には事故でセンサーが取り付けられているフレームが変形して本来の角度で取り付いていなかったりセンサーにガタつきが生じたりするとこういった症状を引き起こします。下の写真はホンダ車の事例です。
こういったチェックランプの点灯があったときには速やかに点検、修理をしてください。せっかくの先進安全機能が役割をはたせません。
今回例として挙げた車両は障害物に乗り上げてしまいミリ波レーダーが取り付けられているフレームが損傷してしまいレーダーの角度が変わってしまいチェックランプの点灯に至りました。(オレンジ四角がミリ波レーダーです)
損傷個所を下から見た写真です。
かなり変形しています。まずはフレームを元通りに修正してレーダーを取り付けてレーダーの損傷がないかをチェックします。
今回レーダーは無事だったのでエーミング(調整)をして修理完了でした。
これからの新型車は先進安全機能が標準装備になっていくようです。車検の点検項目にもなるようなので気を付けなければなりません。先進安全機能のレーダーやカメラはかなり高額です。修理金額も自ずと上がってしまいます。事故等で修理金額が今までとは比べ物にならないと思います。自動車保険を見直して車両保険の加入も検討されてもいいかと思います。修理、保険のご相談もお気軽にお問合せください。