今日から11月です。朝晩冷え込むようになりました。皆さん体調崩していませんか?
今回はH17年式トヨタアルファードのオートスライドドアの修理です。左側のスライドドアなんですが「まったく動かなくなってしまった」との事。早速状態を確認したところオートスライドはおろか手動でもびくともしない状態でした。
なんとか手動でこじ開け作業開始です。症状から推測される故障箇所はオートスライドのワイヤーの不良が考えられたので確かめてみました。まずはリアフェンダーガラスの下にあるドアのスライドレールの一番後ろとにオートスライドのワイヤーが固定されています。それをはずすにはカバーをはずさなければいけません。傷にならないようにマスキング。
このカバーがなかなかはずれません。無理にはずすと割れてしまいます。
カバーをはずしたらワイヤーの取り外しです。下写真のような部品がワイヤーの両端にあり後ろと前にワイヤーを固定しています。
前後のワイヤーの固定をはずしスライドドアを動かしてみるとすいすい動きました。やはりこのワイヤーが原因だったようなのでオートスライドドアワイヤーAssyをはずしてみます。左が壊れたもの、右が新品部品です。
細かく見ていくとワイヤーを巻き取るリールの部分が損傷しています。これではスムーズにスライドしません。幸いワイヤーを巻き取るモーターは異常なかったのでワイヤーAssyの交換ですみました。
モーターはかなり高価なのでモーターが焼きつくまえで良かったです。
10系のアルファードも発売が10年以上経ってきています。オートスライドドアもかなりくたびれてきているものが多いと思います。アルファードにかぎらずオートスライドドアがついている車には起こる故障です。「最近動きが鈍い」「作動時に変な音がする」など異常が気になったらお気軽にご相談ください。
では、今年も残り2ヶ月です。がんばっていきましょ!!